『はぁー、次はどこへ行けばいいだろ・・・』 舞台は中国のとあるさびれた市。 その中で最も栄えている町の有名な道場の前でそう嘆いている青年とお供の猿1匹がいた。 その青年は鼻に横線の傷があり、汚れたTシャツとタボタボのズボンを着ていた。 青年の手には使い古した、漠然とした1枚の地図とそこの周辺の真新しい地図ブック。 彼の名は『瀾』と書いて『なみ』と読む・・・らしい。 「蓮、今の道場でほぼ絶滅だよ・・・」と、瀾。 「ウキッキー!」と猿。蓮と言うらしい。 「そうか、この地図に載ってないような小さい道場かもしれないな。」と、瀾。 ・・・この2人(1人と1匹)は話が通じ合っているようだ。 「ウキャ!」と、蓮。 ちゃんと伝えられたようで嬉しそうだ。 どうやら2人はどこかの道場を探しているらしい。 --------------(省略)----------------- 「さて、勝負と行くぜ。さっさと終わらせろや。」 「・・・」 燕は体を構え、戦いの体勢になった。闘志がひしひしと伝わる。 それに対する瀾は、自然な体勢。これからが戦いだという雰囲気ではない。 「・・・構えろ!」 燕は一喝した。 「構えろって・・・オレには構えは不必要だ。」 「・・・僕を見くびるな。」 と、言ったのと同時に燕の速攻が始まった。 左打ち、右突き、上段右後ろ蹴りに左足払い。 しなやかに流れるように無駄の無い連続攻撃を繰り出した。 ・・・が、瀾はそれを軽く流した。 まるで、次の次に出す技が判るように・・・。 「ほらな。さっきのセリフ、忘れんなよ。」 と、同時に瀾はここで初めて拳を握り・・・。 シュッ! 燕はぎりぎりかわしたものの、かまいたちの原理で燕の右頬を切った。 「・・・真空裂・・・。」 と、言いながら燕はその場で膝をついた ************* あとがき。 これも、私の古いオリジナル小説の一部です。笑 わー恥ずかしい。前と同じく小説デフォルトページ用の文が思いつかなかったので・・・TOPへ戻りたい時はブラウザを消してください。